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読書にロッキングチェアとLEDアームライト

 本を読むとき、こたつに当たりながら読んでも、正座して読んでも、横に寝転がって読んでも、仰向けに寝転がって読んでも、机といすに座って読んでも、しばらくたつと足が痛くなったり肩が痛くなったり、腕が疲れたり、長時間読むことができない。
 ところが、ロッキングチェアーに座り、時折揺らしながら読んでいると、あまりあちこち痛くならない。
 ロッキングチェアーでも、そりの刃のような形のものがついて揺らす形式のものは、床(特に畳み)を痛めるし、自分や他人の足をはさみやすい。
 そこで、床接地面は固定で、それといすと棒等をボルトで繋ぎスイングするような形式のものだと床が痛まないし、位置がずれていかない。
 オットマンもスイングしてくれると楽だ。
 そのような製品が前にあったのだが、今は、売られていないのが残念だ。
 今後仕入れて売ってくれるようにここで、前の写真を引用させてもらい促したい。

★ロッキングチェアーTT03T★82871

【サイズ】 チェアー 幅 70.5cm 奥行 72cm 高さ 106cm 座面高 49cm
オットマン 幅 49cm 奥行 37cm 高さ 34cm  

定価¥88,000を・・・通常特価27,100円
       限定¥25,800 (消費税別)

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ロッキングチェアの肘掛けに、LEDアームライトをつけると、省エネで手元が明るくなり本を読みやすい。


LEDクランプライト ロングアームタイプ LCL-15KH4940

LEDクランプライト ロングアームタイプ LCL-15KH4940

  • 出版社/メーカー: オーム電機
  • メディア:





 あとは、本を置く書見台がロッキングチェアにつけられて、新幹線等の座席に着いているように折りたたんで使えるようなものがオプションで取り付けられればいいのだが。
 いまのところは、バスタオルを畳んで膝の上に置いて高さ調節したり、膝上テーブルを置いたりして読んでいる

般若心経について [仏教]

 最近、NHKで「僧侶バーに仏教女子」という番組を見た。
 「歴女」という言葉が少し前に流行していたから、歴史をかじれば、仏教が必ず出てくるので「仏教女子」もあって当然と感じた。
 だけど必ずしも歴女から入ったものでもなさそうだ。
 仏教への正当な入り方をしている、すなわち救いを求めてという側面もあるようだ。
 そのわりに深刻さはなく、いい感じの仏教との接し方だと思う。
 その中で、般若心経をお守りにしていたり、飾りにしている人がいた。
 般若心経をお守りにするのは、昔からあったようだ。
 僧侶バーというのが少し引っかかった。
 十善戒という戒律で、真言宗以外は、「不飲酒戒」つまり、酒を飲まないという戒律をたてている宗派がほとんどだからだ。
 飲み過ぎなければ、健康にはいいと思うのだけれど、飲むとあまり本も読めなくなるなという感じはする。
 ある意味時間がもったいないと気がするときもある。
 個人差があるのかもしれないけど。

 一方で、100分で名著という番組で、般若心経を取り上げていた。
 どうも解説がいまいちよくわからなかった。
 仏教の教典は難解だ。何回読んでも難解だ。
 年をとれば更に、読むそばから忘れていき、何も残らないときが多い。
 それでも読むだけでも、そのときだけでも発菩提心ではないかと思っている。

 そこで今回は、般若心経に関する本を紹介する。
 般若心経は、浄土真宗と日蓮宗を除く多くの宗派にとって読誦教典とされている。
 お経でも勤行等や法会等の時に声に出して読誦する教典と、仏教を学ぶだけのための教典と大きく分けられる。
 般若心経は、読誦教典である。

 まずやはり岩波文庫版をあげなければならない。
 文献考古学的立場から解説したものらしいので、宗派的偏りがないと思われる。






 次に、般若心経の解説で宗派色が強く出ている、一度は読んでおくべきものとして、弘法大師空海の「般若心経秘鍵」がある。
 真言宗十巻章の一つでもある。
 これを読んでも、まずわからないと思われるので、その解説書をあげる。

 一つは、「空海般若心経秘鍵」金岡秀友 訳・解説 太陽出版である。






 もう一つは、「空海コレクション2」宮坂宥勝 監修 ちくま学芸文庫である。
 「空海コレクション1」とあわせれば、真言宗十巻章のうち空海の著作物すべてがそろう。





 






 さて空海の解釈もすばらしいが、なんといってもその美文が感動的である。
 大体、お経も、覚え安くするために、リズムをつけて読ませたり、詩文形式をとって覚え安くしたり、写経させて手や体に覚えさせたりということが行われていることが多いし、当時の論文や文章の書き方として四六駢儷体を用いて書く風があった。
 それは4字および6字の句を基本とし、対句を用いて口調を整え、文辞は華美で典故を繁用するのが特徴とされている。
 従って、漢文の素養、典故を知らなければ、本当には、空海の書いている内容は理解できないのだけれど、高僧や大学教授等がいろいろな解説注釈をしてくれている。
 私には、まだ分からないところだらけだ。聞かれても説明できないことばかり。
 それに、頌とか偈とか要するに漢詩文が頻繁に挿入されるすばらしさである。
 五言絶句、七言絶句、五言律詩、七言律詩などの漢詩のオンパレードでとてもすばらしい。
 弘法大師空海の著作は、みんなそんな感じなので、読んでいるだけでも楽しい。
 歌詞の意味が分からないけど楽しめる外国の歌を聴いているような状態だ。
 読むと自分でも何か詩や和歌を作ってみようという気になってしまうから不思議だ。






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